からだ喜ぶ元気レシピ健康レシピ 11月

　糖尿病はインスリンホルモンが不足したり、働きが悪くなったりして起こる病気です。遺伝も原因の一つですが、過食や運動不足など生活習慣上の問題のほうが、より大きな原因となります。
　糖尿病は、発病すると一生つき合っていかなくてはなりません。そして、糖尿病を原因として動脈硬化や高血圧、網膜症、腎症、神経障害などさまざまな合併症を引き起こしやすいことが、大きな問題です。
　糖尿病を予防するには、まず太りすぎないこと。たくさん食べ、体重が増えることでインスリンの必要量が増え、不足が起こります。間食やアルコールの量を控える、脂肪の多い肉や揚げ物を避ける、総エネルギー摂取量を適正に保つことが、体重を増やさない基本です。
　そして、夜遅くには食事をとらないこと、食事の際は、ゆっくりかんで時間をかけて食べること、１日に3回、規則正しく食事をとること、そしてこまめにからだを動かすことも大切です。
　また主食のごはんを食べすぎないように料理の味は糖分・塩分ともに控えめにすること、血糖値の上昇をゆっくりにしインスリンの働きをよくするために食物せんいの多い食品をしっかりとることも大切です。
　糖尿病にならないためには、過食を避け、運動を習慣化するという、すべての生活習慣病を防ぐ基本が重要なのです。