「体幹」とは▶ 胴体部分のこと。日常動作の中心となる体の「軸」です。体幹を鍛えると、
軸が安定して動作がスムーズになるほか、姿勢もよくなり、見た目も若々しくなります。
また、深層筋も鍛えられるため、基礎代謝がアップし、太りにくい体になります。

監修

広瀬統一

早稲田大学スポーツ科学学術院教授
広瀬統一ひろせ　のりかず

早稲田大学人間科学部スポーツ科学科を卒業後、東京大学大学院総合文化研究科で博士課程修了（学術博士）。専門はアスレティックトレーニング、トレーニング科学ほか。早稲田大学で教える傍ら、なでしこジャパン（サッカー日本女子代表）のフィジカルコーチ、日本体育協会公認アスレティックトレーナーを務める。

体幹部全体を一気に鍛える！

対角線手足伸ばし

体幹を真っすぐ保つように意識すると、バランスがとりやすくなります。
猫背や反り腰を改善し、正しい姿勢をつくります。

背中を真っすぐに伸ばす手は肩の真下に

四つんばいになり、
両手は肩の下に置き、
両脚は腰幅に開く。

呼吸は止めない指先からかかとまで一直線

対角となる右腕と左脚を持ち上げ、腕から足までを一直線になるようにする。この姿勢で2秒キープ。

1～3 の動きを、左右10回ずつ行いましょう。肘と膝をおへその前でタッチ

伸ばしていた腕と脚を引き寄せ、右肘と左膝を軽くタッチさせる。この姿勢で2秒キープしたら、1の姿勢に戻る。反対の手足でも同様に行う。

骨盤が傾いていると、バランスを崩し、体を一直線に保つことができません。おなかに力を入れて骨盤を固定することが体を真っすぐに保つポイントです。