大丈夫?そのお酒、そのたばこ

もういちど冷静になって、害を知ろう

飲みすぎては毎日反省し、また同じことを繰り返してるアナタ。お酒は昔から「百薬の長」といい、飲み方さえ間違えなければ、血行をよくしたり、心身をリラックスさせる有り難い存在です。にも関わらず、ちょっとでも飲みすぎれば、からだには害。お酒は血中の中性脂肪を増やす危険な食品だということを自覚してください。
そしてたばこは、お酒と違っていいことはひとつとない害毒です。遺伝子を傷つける可能性のある有害物資の塊を吸っていても、ろくなことはありません。動脈硬化を進めて脳卒中や心臓病を招きやすくするのも、あらゆるがんにアナタを一歩近づけるのも、たばこという可能性も。
まさに、「喫煙は時間をかけた自殺行為である」という言葉通りです。

これが飲みすぎの害

 
アルコール依存症になります

アルコールが切れると手足が震え、幻覚が見えるなど、放っておけば廃人同様になってしまいます。

 
肝硬変や肝臓がんのもと

日本酒にして5合以上を毎日飲み続けるか、それに匹敵する飲み方をしていると、肝硬変になる危険性はきわめて高く、さらに肝臓がんの約80%の人には肝硬変がみられるという事実。恐いです。

それでも大酒を飲み続けますか?
脳卒中や心臓病の発作を
起こしやすくなります

中性脂肪が増えて肥満から動脈硬化を進行し、そんな状態のときに強いストレスがかかったりすると、恐い発作に見舞われることも。

すい臓の病気を
起こしやすくなります

七転八倒の痛みを伴い、いちど障害を起こすと治りにくいすい臓の病気も、大酒飲みに多発しています。

脳が萎縮することもあります

長時間の大量飲酒は脳の機能にまで障害を与えます。大酒飲みの脳は萎縮しやすく、アルコール性痴呆になりやすい傾向があります。

お酒はあくまでも適量で!

節度ある飲酒を

薬にする飲み方

1. 

適量を守り、楽しく飲むこと

2. 

強い酒は、薄めてゆっくり飲む

3. 

必ずつまみを食べながら飲む

4. 

つまみにはタンパク質とビタミンB群の豊富な食品を
レバーや豚肉、魚介類、ナッツ類、チーズ、野菜のゴマ和え、野菜の卵とじなどは、タンパク質の補給にも、ビタミンB群の補給にもなります。

5. 

週に2日は休肝日を設ける

これが適量です!

日本酒なら・・・

1合

ビールなら・・・

(中ビン)1本

ウイスキーなら

(ダブル)1杯

焼酎なら・・・・

(6:4のお湯割り)コップ1っ杯

ワインなら・・・

(ワイングラス(120P))2杯弱

女性、アルコール代謝能力の低い人、65歳以上の人はより少量に
アルコール依存者は断酒を

たばこは百害あって、一利なし!

たばこで仕事の能率が上がる、というのはウソ

一服で目が覚め、仕事がはかどるという人がいますが、喫煙すると身体的緊張が高まり、作業の能率も低下することが実験でわかっています。
たばこと煙に含まれる化学物質の数は、なんと4千種類以上。そのなかには多数の毒物や発がん性物質があり、動脈硬化をすすめ、がんの発生や増殖を促進し、脳卒中や心臓発作の引き金にもなります。英国王立医学会では、1本吸うごとに平均5分30秒命が縮まると警告しています。

豆知識
禁煙のABC

子どものためなど、強い動機を!

喫煙具は一切捨てる

たばこの害の本をもっと読む

吸いたくなったら、運動をする!

アメ、お茶、ガムなど、代用物を!

たばこ代貯金を始める!

当面酒席には顔を出さない!
(飲むとつい、吸いたくなる…)

ストレス状況を減らす!
(ストレスを感じるとつい吸いたくなる…)

脂っこいものや刺激物は控える!
(こういうものは食後につい…)

ホームへ戻る


Copyright (C) 2003 Shakaihoken Shuppansha. All Rights Reserved.