プラス・ワンウォークで効果倍増

いつものウォーキングに違う歩き方をプラス・ワン

ウォーキングを続けていますか。ウォーキングは最も手軽で健康効果の高い日常的な運動。続けることで、からだに酸素を取り入れ利用する力が徐々にアップし、新陳代謝の活発なからだをつくります。
老化は足からといいますが、これは事実。歩く機会の少ない人ほど、血管もボロボロになり、心肺機能も低下して老化が進みます。また太っている人ほど電車でも座りたがり、エレベーターやエスカレーターが欠かせません。太っているから疲れやすくて、歩けないし、歩かないから消費エネルギーが少なくて、太る。まずは歩くことで、この悪循環を断ち切りましょう。
さて、せっかくウォーキングを続けるなら、ウォーキングの途中で左のような歩き方をプラス・ワン。いつもと違う筋肉が刺激され、バランスよく筋肉が育ちます。

疲れないクツ選びから始めましょう

point1

<衝撃の吸収>

ウォーキングの着地時の衝撃をやわらげるために、ソールにしっかりとした衝撃吸収素材が搭載されているものを選びましょう。

point2

<フィット感>

足のサイズだけで選びがちですが、甲を含めた幅と周囲のフィット感が大切です。

point3

<アッパーの通気性>

メッシュなど、通気性の高い素材を選ぶことで、蒸れや湿気によって高まる摩擦の靴擦れが防げます。

歩く前後に、ストレッチを

歩行中の事故やけが、筋肉痛の予防のために、必ず実行しましょう。

(1)体を後ろに反らします。

 

(2)股関節を前後伸ばします。

 

(3)膝の曲げ伸ばしと回転をします。

 

(4)体の後ろで手を組み、腕を上げながら胸と腕を伸ばします。

 

(5)腕を大きく振って、膝を高く上げ、足踏みをします。

ウォーキングバージョンアップ講座

日によって、いろいろな歩き方を取り入れてみましょう。ほんの数分でも、かなり効果が上がります。

線上ウォーク

並べられた敷石の線上や、歩道を示す線の上を、真っ直ぐに歩きます。バランス感覚が養われ、左右にぶれないようにするために、脚の側面の筋肉が強化されます。足元を見ず、10m以上前方を見るようにするときれいに歩けます。

モンロー・ウォーク

足を踏み出すたびに、交互にお尻の筋肉をきゅっと引き締めながら歩く歩き方です。お尻の筋肉が強化されるので、ヒップアップに効果があり、痔の改善にも役立つといわれています。

ジグザグ・ウォーク

左右に蛇行しながら歩きます。方向を変えるときに、足首や膝、腰などの関節に負荷がかかるので、脚や腰の筋肉が強化され、膝痛や腰痛の予防になります。ただし、腰痛のある人は控えましょう。また、人のあまりいない安全な場所で。

左右同調ウォーク

普通なら、右手を出すときには左足が、左手を出すときには右足が出ますが、これをあえて、右手と右足、左手と左足を、同時に前に出して歩いてみます。背骨や骨盤、股関節にいつもと違う力が加わり、歪みを治す調整効果があります。

階段ウォーク

階段を上がるときのエネルギー消費量は平地歩行の4〜5倍。ウォーキングコースに階段を取り入れれば、運動効果は数倍アップです。上りは、かかとまでしっかりつけ、下りはつま先から着地します。足腰の筋肉も、平地を歩くときより、何倍も強化できます。

早歩きの目安は、黄色信号を渡るとき

「ウォーキングは早歩きで」とよくいわれますが、その目安は、信号が黄色になってしまったときに、あわてて渡るぐらいのスピード。もちろん、無理は禁物。疲れてきたら、スピードを緩めましょう。

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