きちんと食べよう!朝ごはん

朝食は、脳やからだに1日の始まりを知らせます

たまに朝食を抜くのはいざ知らず、最近では毎日朝食を食べない人が若い人を中心に増えています。厚生労働省の調査によると、20歳代男性の4人に1人、女性の7人に1人は朝食を抜いています。
朝食は1日の活力のもと。朝食は、まだ眠っている脳にブドウ糖を送り込み、脳が全身に活動開始の司令を出すためのエネルギー供給源です。毎日しっかり食べましょう。
しかし、そんなことを言っても時間がない、朝は食欲がわかないなどと、相変わらず朝食を抜いている人がいます。こうして朝食の抜きの習慣が身に付いてしまうと、やがて、心身にさまざまな変調が現れます。病院に行くほどでもないけれど、体調がすぐれない。下に挙げたような不快感がある。そんな人は朝の生活習慣をまず改善しましょう。早寝、早起きをして、元気に朝ごはんを食べる!これが元気な暮らしの基本です。

こんな心あたり、ありませんか?なんとなく体の調子が悪いのは朝食を抜いているからかも知れません

朝食抜きは、肥満のもと!

空腹の時間が長いほど、からだは食べたものをすべて吸収し、太りやすい体質になります。 ですから、朝食抜きは体質をますます太りやすくする行為です。

  朝食励行、大作戦!  
   

朝食を抜いていた人が次の日からすぐに食べられるようにはなりませんから、
いろいろな工夫をしてみましょう。

1

夜更かしをしない

朝なかなか起きられず、朝食の時間がなくなります。生活パターンを朝型に。

2

夜食を食べない

寝る前に食べると、翌朝胃、食欲がわきません。夜食を食べず、朝きちんと食べる習慣をつけましょう。

3

夕食を少し軽くする

朝起きたときに「お腹がすいた」と感じるようになります。

4

朝、30分早く起きて、からだを動かす

目が覚めたら、寝たままで手足を動かし、次に起きあがり、首を回したり、思いきり伸びをしたり。
からだを動かすと、朝食がおいしくなります。

5

野菜ジュースや牛乳を飲む

朝は食欲がない人でも、牛乳、野菜ジュースなど、まずは水分をとることから始めてみましょう。水分をとると、胃腸が刺激されて食欲が出てきます。

豆知識
ブドウ糖が目覚まし

ごはんやパンなどの糖質(デンプン)はブドウ糖に変換され、グリコーゲンという形で肝臓で貯蔵され、必要に応じてエネルギー源として使われますが、脳はブドウ糖を蓄えておくことができません。
そこで、3度の規則正しい食事で常にブドウ糖をエネルギー源として供給しなければなりません。とくに睡眠中は脳にブドウ糖が補給されていないので、朝食をしっかり食べて脳の働きを助けなければ、脳が目覚めることができません。

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