気になる症状Q&A

これって病気?どう治す よく起こる不快な症状や、ちょっと気になるからだのこと、毎日を元気に過ごすための対処法を紹介します。

おしり洗浄機能を使っていますが、かゆみが治りません
衛生のために便座のおしり洗浄機能を
使っていますが、かゆみがなかなか治りません。
洗い方が足りないのでしょうか。
(24歳・女性)

洗浄機能の使い過ぎがかゆみの原因になっている
いわゆる「温水洗浄便座症候群」かもしれません。
適切な使い方を心がけ、様子を見てみてください。

 お風呂で石けんを使っておしりを洗っているのであれば、まずは、水と手だけで洗うようにしてください。アルカリ性の石けんが弱酸性の皮膚のバリア機能を壊し、かゆみにつながっているかもしれません。
 また、温水洗浄便座のおしり洗浄機能が原因の可能性もあります。洗浄機能の使用方法が適切であれば、肛門の周囲に排便後の便や分泌物が残るのを防ぎ、おしりを清潔に保つのに役立ちます。また、トイレットペーパーで拭く際の刺激を減らして皮膚を守ることにもつながります。ただし、洗浄する時間が長かったり、水圧が強かったり、水温が高かったりすると、肛門周辺の皮膚のバリア機能を低下させてしまいます。その結果、かゆみ、乾燥、荒れなどの症状が生じることがあり、これを「温水洗浄便座症候群」などと呼びます。
 洗浄時間は10秒程度、水圧は「弱」、水温は低めに設定しましょう。これで十分清潔な状態を保てます。また、洗浄後はトイレットペーパーを押さえるようにして水分をふき取り、皮膚に刺激を与えないことも大切です。
 排便を促す目的で排便前におしり洗浄機能を使用する人がいますが、自然な排便が難しくなることがあるためおすすめできません。温水洗浄便座は適切な使用を心がけましょう。

回答者:平田悠悟 平田肛門科医院 院長

閉じる