健康長寿に欠かせない“筋肉”。「衰えないようにしなくては」と思っていても、
負荷の大きい筋トレはなかなか長続きしないもの……。
狙いを定めて筋肉を無理なく動かす「楽らく筋肉トレーニング」を毎日続けて、
いつまでも動ける体を手に入れましょう。
監修
筋肉デザイナー/NSCA認定
パーソナルトレーナー
藤本陽平ふじもと ようへい
1976年生まれ。自分の力で体調を整える「ナチュラルムーブメント」を提唱。股関節ストレッチスタジオ「NaturalMovement」を主宰。運動指導を行う他、テレビ、雑誌などで幅広く活躍中。著書に『股関節スローストレッチ』『美ボディ股関節スローストレッチ』『おしりスクワット』(新星出版社)、『体がかたい人でもラクに開脚できるようになる本』(KADOKAWA)などがある。
撮影=尾島翔太
もも上げ動作は、実は脚だけでなくおなかのインナーマッスルも使います。ぽっこりおなかが気になる人にもおすすめのエクササイズです。
お尻が壁から離れないように意識しながら脚を持ち上げること。おなかの深層にあるインナーマッスルが強化されることで、スムーズな歩行と引き締まった体づくりに役立ちます。
お尻から頭まで壁につけて立ち、かかとを壁から10cm離す。爪先が少し浮くぐらいに右膝を軽く持ち上げる。
右膝を持ち上げ、太ももが床と平行になるところまできたら、1に戻す。
壁なしで行うと全身のバランス力アップにも効果的。腰の肉をつまむことで、良い姿勢をキープできます。
背筋を伸ばして立ち、腰の肉を軽くつまむ。その場で膝を股関節の高さまで持ち上げ、リズムよく足踏みを20回行う。
脚を上げたときに背中が丸まらないように注意。また、軸足も曲がらないようにしましょう。
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