5月 ストレスと上手に付き合う

ストレスと切っても切り離せない私たちの日常生活。健康的に毎日を過ごし、心身の不調に陥ることがないよう、ストレスを柔軟に受け止め、いきいきと生活するために役に立つ知識を紹介します。

ストレスの受け止め方

 ちょうど半分まで水の入ったコップを見て、あなたは「半分もある」と思いますか? それとも「半分しかない」と思いますか? 物事の捉え方は人それぞれです。ストレスそのものをなくすことはできませんが、物の見方・考え方で深刻な事態を避けられるケースは多くあります。自分の思考パターンを知って、ストレスと上手に付き合っていく助けになることは間違いありません。

半分も?半分しか?

大原則は3つのR

 ストレス対処には「3つのR」の実践が欠かせません。日頃から意識して身に付けておけば、心を元気に保ち、ストレスが引き起こすさまざまな病気の予防にもつながります。
 この他、バランスのとれた食事、適度な運動も欠かせません。また誰かに愚痴をきいてもらう、相談する、助けを求めることも必要です。一人で抱えきれなくなる前に、信頼できる人や医療機関などに相談してください。

3つのR

タイプ別ストレス対処法

 一口にストレスといっても、ストレスのタイプは多種多様。同様に人の性格や考え方、感じ方も千差万別です。自分の思考や行動のパターンを知っておけば、いざストレスを受けたときの感じ方も変わってくるはずです。
 性格や行動パターンをおおまかに4 つのタイプに分けてあります。完全に当てはまらなくても、自分にどの傾向があるかを知っておくだけでも、ストレスに対処する助けになります。

あなたはどのタイプ?

なかなか寝付けない人へのアドバイス

 なかなか寝付けないと悩んでいる人は、就寝前の行動を見直してみましょう。
 まず、寝室で仕事をしたり、ベッドの上でテレビを見たりするのはやめましょう。寝室やベッドは「眠るためのスペース」として区別し、多目的に使わないようにします。
 また、寝る前にすることを決め、それをした後は寝るだけという習慣をつけることも効果的。寝るまでの一連の流れを毎日繰り返すうちに、その行動の最後には寝るものだと脳がだまされ、流れのまま自然と眠くなるようになってきます。

睡眠