意識していますか?お口の健康
私たちが毎日食事をおいしく食べられるのは健康な歯があるから。しかし、歯の役割はそれだけではありません。発音や表情、脳へ刺激を与えるなどの重要な役割も果たしています。歯の健康を保つことは、私たちのいきいきとした生活に欠かせません。
健康な歯で目指せ健口長寿
虫歯や歯周病などの歯科疾患にかかっている人の割合は高く、通院をしている人も多くいます。虫歯や歯周病は身近な疾患ですが、実は食習慣、肥満、糖尿病、ストレスなどと深く関係しています。悪化すると肺炎や心筋梗塞など、全身の病気につながるおそれも。
全身の健康や生活の質を保つためにも、自分の歯の健康を守っていくことが大切です。
お口のケア
普段何気なくしているオーラルケア。
再確認して意識的なケアを心掛けてみませんか?

歯磨きは毎食後に行うのが基本です。特に就寝前は念入りに。歯ブラシでは取り除けない歯と歯の間の掃除には、歯間ブラシやフロスを活用しましょう。


唾液には洗浄・殺菌作用やお口の乾燥を防ぐ働きがあります。

- ❶耳下腺
- 指全体で耳の前、上の奥歯のあたりを後ろから前に円を描くように10回マッサージ。
- ❷顎下腺
- 親指を顎の内側のくぼみにあてて、耳の下から顎の下にかけて3~4か所、各5回ずつ押す。
- ❸舌下腺
- 両手の親指をそろえて、顎の真下から突き上げるように10回程ゆっくり押す。

セルフケアに加えて大切なのがプロフェッショナルケア。
定期的に歯科を受診し、歯垢の除去などのクリーニングに加えて、虫歯や歯周病のチェックをしましょう。受診の目安は半年に1回ですが、受診の間隔はお口の状態によって異なります。医師と話し合って決めましょう。

マスク生活とお口の健康
新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、マスクを外すことのできない日々が続いています。人間は本来、鼻で呼吸をしますが、マスクを着けることによる息苦しさから口呼吸になりやすいといわれています。口呼吸により口の中が乾燥し唾液の量が減ると、口の中の細菌が増殖して、虫歯や歯周病、口臭の原因に。マスク生活の今こそ、ご自身のお口の健康について考えてみませんか。
