セルフケアで症状軽減花粉症
花粉症は多くの日本人が悩まされているアレルギー性疾患。症状の悪化を防ぐために、本格的に花粉が飛び始める前から抗アレルギー剤を内服する、症状に対して点眼・点鼻薬を使うなどの治療に加えて、セルフケアを行うことでつらい時期を乗り越えましょう。
体だけじゃない!心にも影響する花粉症
現在、日本人の約3人に1人が花粉症といわれています。年齢層は幅広く、近年は子供の花粉症も増えています。花粉症は、体内に入った花粉を異物と認識した体の免疫が過剰に反応して引き起こされるアレルギー性疾患の総称。
くしゃみや鼻水などの症状は、異物である花粉を体内から追い出そうとして起こる体の防御反応です。しかし、これらの症状は集中力の低下やイライラの原因になることも。花粉症は体だけでなく、心の健康にも影響を及ぼす可能性があるのです。
花粉症対策
つらい症状を軽くするには、できる限り花粉に触れないことが
大切。花粉を避ける生活の工夫をしてみましょう。
- お出かけ前にニュースなどで花粉情報をチェック!花粉が多い日はいつもより入念な対策を。
花粉が特に多くなる日
- 晴れていて、気温が高い日
- 空気が乾燥して、風が強い日
- 雨上がりの翌日や気温の高い日が2~3日続いたあと
- 外出する時はメガネやマスク、帽子を装着する
- 服はツルツルした素材(綿や化学繊維)を選ぶ
- 換気をする時はカーテンを閉め、窓を少しだけ開ける
- 洗濯物は室内に干す
- 家に入る前に服の花粉を優しく払い落とす
- 家に入ったら、洗顔・うがいをして鼻をかむ
- 帰宅したら外で着ていた服から部屋着に着替える
- 寝る前に粘着クリーナーで寝具についている花粉を取り除く
花粉の季節は肌トラブルにも注意!
花粉の季節、気を付けるのは鼻水や目のかゆみなどの症状だけではありません。実は花粉で肌荒れを起こす可能性があるのです。花粉による肌荒れは花粉皮膚炎と呼ばれ、花粉に触れる部分(首や顔)に赤みやかゆみが出るのが特徴。予防としては、花粉に触れないようにする、肌を保湿する、肌への刺激を避けるなどが挙げられます。花粉の季節は、普段よりも肌の状態に気を配ってみてください。