チャレンジしよう!禁煙
日本では、分煙やたばこ税の増税など、さまざまな禁煙対策がとられてきたこともあり、喫煙者の割合はここ10年減少傾向にありますが、まだまだ多いのが現状です。今話題のSDGsの中でも、実施すべき具体的指標として提示されているたばこ対策。これから先も継続して取り組む必要があるテーマです。
百害あって一利なし、健康を脅かす喫煙
喫煙は、肺がんをはじめとしたさまざまながんの他、脳卒中や心臓病などのリスクを高めることが知られています。喫煙者の死亡率は非喫煙者より高く、国内で喫煙に関連する疾患で亡くなる人は毎年10万人を超えています。
また、たばこの煙は吸っている本人だけでなく、周囲の人々の健康にも悪影響を与えます。「体に悪いと知っているけど、やめられない」と思っているあなた。自分はもちろん、周囲の人の健康のためにも禁煙にチャレンジしてみませんか。
禁煙アイデア
禁煙は必ずしも1回の挑戦で成功するとは限りません。
失敗しても大丈夫。禁煙に一歩踏み出しましょう!
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- 禁煙宣言をする
- 食後はすぐに歯磨きをする
- 口寂しいときはお茶や水を飲んだり、シュガーレスのガムをかんだりする
- ストレッチなどで体を動かす
など
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- 灰皿やライターなどの喫煙具を処分する
- 禁煙に役立ちそうな小物(ガムや昆布など)を買ってくる
- 食事は歯応えのあるものを意識する
- 本人がイライラしていても大目に見る
など
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- 禁煙外来を受診する
2006年より禁煙治療に健康保険が適用*されるようになりました。1人では難しくても、受診をすることで専門家のアドバイスのもと、自分に合ったプログラムで禁煙に取り組むことができます。
*禁煙治療を保険で受けるにはいくつかの条件を満たす必要があります。

加熱式たばこなら吸ってもOK?
近年急速な普及が見られる加熱式たばこ。喫煙者や周囲への健康影響が紙たばこより少ないという期待から使用する人が多くいます。しかし、加熱式たばこにもニコチンなどの有害物質が含まれることが分かっており、健康への悪影響は否定できません。紙たばこから加熱式たばこに切り替えても、体に害があることに変わりなし。自分と周囲への健康被害を防ぐには、100%の禁煙が唯一の方法です。
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