生活リズムとメンタルヘルス

心身の健康にさまざまな影響を及ぼす生活リズムの乱れ。不規則な生活は、神経伝達物質セロトニンの分泌に支障を来し、うつ病などになりやすいといわれています。ストレスや疲労感がたまっていると感じたら、普段の生活リズムが原因であることも考えられます。

自分では普通だと思っている生活リズムを、一度見直してみませんか?

こんなことはありませんか?

食事や睡眠などの
時間が不規則だ

オンとオフの
メリハリがない

不規則になりがちな夜型生活リズムから脱け出し、朝型生活リズムへチェンジ!
規則正しい生活で、ストレスに負けない心身の健康づくりを始めましょう。

夜型生活リズムの影響

寝付きが悪くなる

夜中の長時間のインターネット利用やテレビ視聴は、脳に過剰な刺激を与えます。脳が活動から休養への切り替えができず、眠りが浅くなる傾向に。休養ができず心身に疲労がたまると、ストレスへの耐性も弱まってしまいます。

就寝・起床時間が
日によってばらばらに

平日の寝不足解消のため、休日は昼過ぎまで布団の中……という生活を送っていませんか。いわゆる寝だめは逆効果で、睡眠の質が悪くなり生活リズムが乱れるもとになってしまいます。

無気力、注意力の低下

夜遅くまで起きていて体が十分に休息できないと、日中の眠気が強くなります。疲労がとれないとストレスがたまり、注意力が低下して、イライラするなど精神面に悪い影響を及ぼします。

朝型生活リズムの効果

朝の太陽光で
体内時計をリセット

午前中に太陽光を浴びると、体内時計がリセットされ、それを習慣化することで生活リズムが安定します。朝のすがすがしい空気の中で深呼吸することで、自律神経のバランスも整います。

朝食をきちんととれる

朝食をとると、1日3食の食事のサイクルが整いやすくなります。忙しい朝でも、前日の残り物など手軽に食べられる物を活用することが継続のポイント。食欲がない人は、味噌汁やヨーグルトなど食べやすいものから慣らしていきましょう。

朝から元気に活動できる

快適な1日のスタートは、朝すっきり目覚められるかどうかがカギです。決まった時間に起きるには、睡眠時間の確保も忘れずに。朝からてきぱきと行動できると、勉強や作業の効率もアップします。

まずはここから! 生活リズムの整え方

規則正しい生活リズムは、無理なく続けられることが大切です。
毎日できることから少しずつ取り組んで、ストレス知らずになりましょう。

決まった時間にパッと目覚める!

起床時間は、1日の生活リズムの要。コーヒーを入れる、植物に水をやるなど、起きてからすることを決めておくと、活動モードのエンジンがかかりやすくなります。

適度なリフレッシュで
元気を充電

午後に備えて気持ちを切り替えましょう。昼食がてらの散歩など、軽い運動はストレス解消や、寝付きをよくする効果が期待できます。疲労回復には昼寝もおすすめ。ただし寝過ぎは逆効果なので、20分程度にしておきましょう。

心と体を
オフモードに

体を休ませ、肥満を予防するためにも、眠る3時間前には夕食を済ませておくのが理想的。お風呂あがりに軽いストレッチをするなど、心身がリラックスできる方法で脳に「これから眠る」というサインを送ることで、スムーズな入眠につながります。

毎日のセルフケアタイムを大切に

仕事や勉強、家事や育児に追われ、何かと忙しい毎日。1日1回でも、心がほっとする
時間を持てていますか? 頑張り続けてエネルギー切れにならないためにも、自分なりの
セルフケアタイムを持ちたいものです。また、悩み事で負の思考回路から抜け出せないときに、問題から一度離れることで思わぬ解決策が浮かぶこともあります。

家族や友人など気の置けない人とのだんらんの時間や、一人でゆっくり趣味に没頭する時間を持つこともおすすめです。

その日の疲れやストレスをその日のうちに解消できれば、明日への元気も湧いてきます。

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