診察時、伝えたいことを伝え切れない！｜知っておきたい患者の心得

具合が悪く受診した際に、気になっていたこと、質問したかったことを聞き損ねた経験はありませんか。限られた時間の中で効率よく物事を伝え、納得のいく答えを得るのは、想像以上に難しいもの。そこでおすすめしたいのが、メモの活用です。

医療機関に行く前に、その症状がいつから、どのように始まったかなどを整理し、メモにまとめましょう。診察券やお薬手帳と一緒にそのメモを持参し、問診票を書くときや医師と話すときにチェック。疑問点や不安な点なども書いておき、伝え忘れや聞き忘れを防ぎます。

メモは余白を十分にとり、診察中も活用を。聞いたときは分かっているつもりでも、忘れてしまったり、曖昧になってしまったりすることはよくあります。医師の指示をメモにとることで、思い違いなどが減り、また積極的に治療に参加する姿勢も示せます。難しい専門用語が出てきたときに医師に渡して書いてもらったり、簡単な図で示してもらったりすることも可能。病気や健康に関するオリジナルの資料になります。メモをとる前に、「忘れてはいけないので、メモをとってもいいですか」と一声掛けるとよいでしょう。

手間もお金もほとんど掛からないちょっとしたコツですが、スムーズな受診につながるはず。ぜひお試しください。

メモの活用で、満足のいく受診を！