監修
認定NPO法人ささえあい医療人権センター
COML(コムル)理事長
山口育子やまぐち いくこ
認定NPO法人ささえあい医療人権センター COML:
「賢い患者になりましょう」を合言葉に、患者が自立・成熟し、主体的に医療に取り組むことを目指して1990年に設立。患者と医療者が協働する医療の実現を目的に、電話相談やセミナーなど、さまざまな活動を展開。
現在、私たちは健康や医療に関する情報をテレビ、新聞、インターネットなど、さまざまな媒体から得ています。しかし、その中には誤った情報や過剰な表現が含まれていることを忘れてはいけません。目に付きやすい記事は営利目的のものも多くあり、どんな情報も「うのみ」にするのは危険です。
そこで必要とされるのが「ヘルスリテラシー」。健康や医療の情報を入手して理解するとともに、その情報が信頼できるものかを評価し、正しく活用する能力のことをいいます。耳慣れない言葉で難しく思えるかもしれませんが、「病気についての正しい知識を持つ」「よい生活習慣を身に付ける」「健診や検診を活用する」「信頼できるかかりつけ医を持つ」など、自分の健康と向き合い行動していくことが、結果的にヘルスリテラシーを高めることにつながります。
ヘルスリテラシーが高まると、病気の際により適切な選択ができるだけでなく、生活習慣病などの予防にもつながります。治療に費やすコストや時間が減れば、QOL(生活の質)が向上することに。ヘルスリテラシーは、健康的な生活の土台でもあるのです。
キーワードを複数入れて検索。ブログやSNSでは体験談が見つかることも。
分からないことはメモにまとめておき、かかりつけ医に質問しよう。
下記のチェックポイントを参考に、信頼度を評価しよう。
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