「腎臓病」とは
腎臓の機能が低下した状態をまとめて「腎臓病」といいます。
腎臓は血液から老廃物を取り除いて尿をつくるほか、血圧のコントロールやホルモンの分泌など多くの役割を持っていますが、年を重ねると徐々に機能が低下していきます。
年齢相当より急激な腎機能低下を放っておくと、慢性腎臓病(CKD)になり、体外に排出すべき老廃物が血液中に増えたり、尿が出なくなったりと進行していきます。
なぜ腎臓病になるの?
細い血管の集合体のような臓器ですので、血管が傷つく「動脈硬化」の影響が大きく現れます。生活習慣病(特に糖尿病や高血圧)は腎臓病と深く関係しています。
このほか、免疫異常などに関係する腎臓病もあります。
腎臓病の何が問題?
腎臓病は多くの場合、初期には症状がありません。糖尿病や高血圧など、生活習慣病のコントロールがうまくいかずに悪化することが多く、悪化すると糖尿病合併症や心臓病、脳卒中を引き起こすことが知られています。
これらは急死や身体・生活の不自由を招きます。また腎臓病は一度傷つくと元の機能に戻れず、人工透析が必要になるケースがあることも問題です。
はじめに肥満をチェック!
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