「高血圧」とは
心臓から体中に血液を循環させるため、血管にかかる圧力が「血圧」です。
心臓が収縮して血液を押し出すときを「収縮期(最高)血圧」と、 反対に心臓が拡張したときの血圧を「拡張期(最低)血圧」といいます。
血管のしなやかさがなくなる、血液がドロドロになる、循環させるべき血液量が多い、血液中の水分量が増えるなどにより血圧は上昇します。
なぜ高血圧になるの?
肥満になると肥満細胞から血圧を上昇させるホルモン様物質が分泌され、血圧が上がります。
また、和食は食塩を含む調味料を使いがちですが、食塩が体内に入ると、体は血液中の食塩濃度を一定に保とうとして水分を多くとり、血液量が増えます。増加した血液を循環させるため血管に強い圧力をかけるので、高血圧になることも多いといわれています。
高血圧の何が問題?
高血圧は脳卒中や心臓病、腎臓病など、生命を脅かす病気の強力な危険因子です。しかし特有の症状が出にくいため予防や治療を行わないまま過ごし、重症化するケースが多いようです。
肥満をベースとして糖尿病や脂質異常症などと合併するとメタボリックシンドロームに進み、危険度が高まります。高血圧に近づいたら、生活習慣を見直しましょう。
はじめに肥満をチェック!
- ■肥満(BMI*25以上)の人は減量を。
- 体重の3%前後の減量で改善の見込みがあります。
*BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m) - ■あなたの体重の3%は?
- 現在の体重kg × 0.03 = あなたの3%kg