健康診断編

健診と生活習慣改善で健康管理を!

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健診の最大の目的は、病気の発見より病気の予防にあります。メタボリックシンドロームをはじめ、がん・心臓病・脳卒中などの生活習慣病は、自覚症状がないままに進行するものがほとんどです。しかし、健診を受ければ、その結果から生活習慣病を引き起こす危険性のある乱れた食生活や過度の飲酒、喫煙、運動不足など日頃の生活習慣の体への影響にいち早く気づくことができます。

健康管理には定期的に健診を受けて体の状態を確認し、生活習慣を見直すことが欠かせません。次のポイントを守り、健診結果を上手に活用してください。

健診を受けた後は生活習慣を改善するチャンス!

健診結果が基準値の範囲内だから大丈夫。そんなふうに思っていませんか? しかし「異常なし」だからといって、生活習慣に問題がないとは限りません。異常値に近づいている結果が出ている検査項目があれば、原因となる生活習慣の改善を始めましょう。

運動というと身構えてしまう人も多いかもしれませんが、わざわざ時間をつくらなくても大丈夫。「スポーツは好きじゃない」「忙しくて運動どころではない」という人は、こまめに体を動かす習慣をつけましょう。工夫次第で消費エネルギー量はどんどん増やせます。

エネルギー量の計算に頭を悩ませて三日坊主になるよりも、食事のバランスを考えることが優先です。
「主食」「主菜」「副菜」の3つを朝・昼・夜の3食それぞれで欠かさないように工夫を。特に野菜などは不足しがちなので、たっぷりとることを意識してください。

  • 週に2日は連続して休肝日を。
  • 飲むときは、野菜や
    低エネルギーのたんぱく質
    などのつまみを食べながら。
  • 適量を守り、夜12時以降は
    飲まない。
  • 自分なりの禁断症状の
    かわし方を見つける。
  • 禁煙外来を活用する。
  • 一度失敗してもあきらめず、
    応援してくれる人に助けを
    求める。

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