健康な生活習慣力を高めるベースになる食生活。しかし、特定の食材や栄養素を過剰に摂取したり、抜いたりするような偏った食生活は、健康的な食生活とはいえません。エネルギー量を細かく計算するのもややこしく、長続きは難しそう…。
そこで提案したいのが、「バランス改善」と「食べ方改善」の2つに的を絞った食習慣の改善。バランスのとり方と食べ方のコツをつかみ、健康的な食生活を継続し、積み重ねていきましょう。
※保健指導の対象となっている方は、医師・保健師等の指導を必ず受けましょう。
すぐに始められる2つの改善のコツで、十分な栄養をとりながら食べ過ぎを防ぎましょう。
朝食は、1日の最初に脳や体に栄養を補給する大切な食事です。朝食を抜くと脳の働きが鈍くなり、午前中の仕事や学業の能率が落ちるだけでなく、脂肪を蓄えやすく、肥満の原因にもなってしまいます。
食事を「炭水化物」「たんぱく質」「野菜等」の3つに分けて考えます。この3つを朝・昼・晩の3食それぞれで欠かさないようにします。特に野菜等は不足しがちなので、たっぷりとることを意識して。また、これらに加えて牛乳(コップ1杯)や果物などを1日1回とるのが基本です。
不足しがちな野菜は、毎食少しずつ摂取量を補いましょう。外食やコンビニなどでの中食で食事を済ませる場合にも、1品野菜を追加して。また、短時間で摂取できる野菜を使った料理を覚えておきましょう。
意識しないうちにたくさん食べてしまう人は、食べ方を見直してみましょう。ついつい食べ過ぎてしまう食習慣と、その他の肥満を招く食行動に心当たりがあるならば、改善しましょう。
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