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「聞いていますよ」という
言外のメッセージを
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誰かと話していて、「聞いてる!?」と思った経験はありませんか? キョロキョロと落ち着きがない、目を合わせないなどはもちろん、スマホを片手にふんぞり返ったり、貧乏ゆすりをしたり…。聞く気がなければそれは伝わってしまうものです。
まずは、耳を傾けていることを態度で示しましょう。
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親身に聞く、それで十分
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話を聞いていれば、当然口を挟みたくなることもあるでしょう。ただ、聞き手に求められているのは助言ではなく、共感し、親身に聞くこと。話をしている人は、自分の話を聞いてほしいのです。まかり間違っても話の主導権を奪って自説を披露し続けることのないように。会話の「キャッチボール」ならぬ「ドッジボール」などもっての外です。
何か気になる点があったとしても、全否定するのはご法度です。誰だって真っ向から否定されれば、いい心持ちはしませんよね。
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腹が立つときほどクールに
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とはいえ、理不尽な話を延々と聞かされ続けるような場合、次第にイライラが募ってきます。そんなときは、冷静に相手を観察し、相手はなぜその心情を訴えたいのかを分析してみてください。相手の立場や事情に思いを巡らせながら、クールに耳を傾けるのがポイント。感情的にならずに、相手が何を求めているのかを正確に聞き取れれば、その後の対策も立てやすくなるはずです。
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