秋はだんだん気温が下がり冬に向かう季節。朝晩の気温差などで交感神経が緊張すると、腸の機能が低下し、便秘や下痢などが起こりやすくなります。
腸は、口から入った食べ物を消化・吸収し、便をつくって排泄する消化器官の一部というだけではなく、体内に入ってきたウイルスや細菌から守ってくれる免疫器官の役割も担っています。
しかも、腸は全身の約60%の免疫細胞が集中する「免疫の要」ですから、腸の働きは全身の健康にも大きく関係します。
何となく感じている疲れやだるさ、肌トラブル、すぐにかぜをひくなどといった体調不良も、腸の機能低下が関係しているかもしれません。腸のトラブルがない「快腸」を維持するにはどうすればよいのでしょうか。
まずは食生活やストレスなどの生活習慣を改善し、腸の働きを高める生活習慣を心掛けることが大切です。
加えて、おなかを冷やさないこと。室温や服装に配慮したり、食事や運動で体を温めたりして腸を守りましょう。
また、腸と脳は密接な関係にあり、ストレスや緊張が続くと腸の働きが抑えられてしまうので、自分なりのストレス解消法を見つけて実行を。
なお、慢性的な便秘や長引く下痢は何かしらの病気が隠れていることもあります。2週間程度続くようなら、専門医への受診をおすすめします。