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監修/島村トータル・ケア・クリニック院長・医学博士 島村 善行

食べ物とがん

毎日の食事とがんの発生が密接に関係

画像がんと食事に関する国内外のさまざまな調査研究のデータをもとに作成
(島村善行調べ)

がんの発生には、毎日の食生活が深くかかわっており、がんの原因の約3分の1は、食事であるといわれています。

では、どんな食生活が危険因子になるのでしょうか。世界保健機関と国連食糧農業機関が発表した「食物栄養とがんとの関連」や、厚生労働省「多目的コホート研究の成果」など、さまざまな調査機関のデータによると、

  • 塩分のとり過ぎは、消化器の粘膜を刺激して、発がんを促す。
  • 肉類の脂肪のとり過ぎは、大腸がんや乳がんの一因。
  • 野菜や果物などの不足は便秘を招き、胃がんや大腸がんにつながる可能性がある。
  • 熱い飲食物は、口腔がんや咽頭がん、食道がんのリスクを上げる。
ということなどが明らかになっています。

下記の8カ条も参考に、毎日の食習慣を見直してみてください。それだけでも、がんのリスクを減らすことができるはずです。

がん死亡の原因

 
※ハーバード大学がん
 予防センター(1996年)
ball がんを予防する食事8カ条 ball
野菜・果物を しっかりとる 塩分は とり過ぎない 塩分は とり過ぎない 栄養バランスの とれた食事を 1日3食規則正しく
熱い飲食物は 冷ましてから 発がん 物質に注意を (焼け焦げ、かびなど) 太り過ぎない やせ過ぎない 肉中心の 食事は控える

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