暮らしの防災 すぐに役立つ 防災の知恵袋

監修

アウトドア防災ガイド
あんどう りす

自身の被災体験とアウトドアの知識・経験を生かし、全国で年100回以上の講演活動を展開。大人から子供まで、毎日の生活から楽しく取り入れられる防災・非常時の実践的な知恵や提案などが口コミで人気に。webマガジン「リスク対策.com」にて好評連載中。著書に『りすの四季だより』(新建新聞社)。

体を動かす秋に身に付けたい 災害時に役立つテクニック 体の動かし方一つで身を助ける方法や、古武術を使った救出法をご紹介します。

高いところに手を伸ばすとき

豪雨災害のニュース映像で、家の屋根や電信柱にしがみついて救助を待つ人の姿を見たことはありませんか?

災害時において、これは決して人ごとではありません。日頃から自分の命を守る技を身に付けておくことが大切です。

例えば、より高いところに手が届くクライミング法。腕を下から上に伸ばすのではなく、オランウータンのように横から上げるだけで、通常より高く手が上がるようになります。ただし、肩が凝り固まっていると上がらないので、日頃からストレッチなどで肩をほぐしておきましょう。

高いところに手が届く!! 「オラウータン技」

倒れた人を起こすとき

腕力がなくても倒れた人を起こす古武術の技を身に付けておくと、災害時に人を救出する際も、あわてずスムーズに行えます。

ポイントは、利き手の「手の甲を上にして」相手の首の下に通すこと。こうすると、自然と腕の力よりも強い体幹の力を引き出せるようになって、軽い力で起こすことができるのです。

なお、起こす前に意識の有無を確認し、負傷していないか、痛いところはないかを聞いてからに。損傷箇所によっては動かさないほうがよい場合もあります。災害時の救出法は、自治体の防災訓練や講座に参加してマスターしておくとよいでしょう。

古武術を使った救出技
赤ちゃんが軽くなる抱っこ技