夏は水害の多い季節。警戒レベル4(危険な場所から全員避難)の発令から急激に状況が悪化することもあるので、自分で判断して早めに避難しましょう。まず、ハザードマップで、想定される浸水範囲と、避難所や避難経路を確認します。たとえ浸水想定区域でなくても、想定以上の大雨などで浸水する場所もあるため注意が必要です。
同時に気象情報や河川情報もWebで確認しましょう。国土交通省HPの「川の防災情報」はどこで河川が氾濫しているかが分かります。気象庁HPの「キキクル(危険度分布)」は、雨による土砂災害、浸水害、洪水の危険度を赤や紫で5段階に色分け表示されます。どちらもリアルタイムで見ることができるのでおすすめです。
高齢者や小さな子供がいる場合や、危険な場所にいるときは、早めの避難が望ましいので「警戒レベル3」で避難を。
ところで天気予報でよく聞く「ミリ単位」の降水量ですが、イメージしているよりも危険性が高いかもしれません。一般に50ミリ以上になると傘は役に立たず、水しぶきで視界が遮られます。車の運転は危険で、雨水が集まれば水害が発生する恐れもあります。さらに夏は局地的大雨で10分間に20ミリを超えることも。
また、量だけでなく雨が降り続くときも水害の恐れが高く、避難の際には注意が必要です。