田中 淳子
たなか じゅんこ
トレノケート株式会社人材教育コンサルタント/産業カウンセラー/国家資格キャリアコンサルタント。1986年日本DEC入社、IT技術教育に従事した後、コミュニケーションなどビジネススキル教育を手掛けるようになる。1996年から現職。著書に『はじめての後輩指導』(経団連出版)、『ITエンジニアとして生き残るための「対人力」の高め方』(日経BP社)など。
言えばいいのに
言わない人たち
~まずは口に出してみよう~
“どうせわかってくれないから、言ってもムダだ” “こんな希望を述べたら、周囲に迷惑をかける”などと必要以上に空気を読み、「言えばいいのに、言わない」という人は案外多いものです。
「べき思考」に
サヨウナラ
~完璧主義を緩めよう~
こうあるべき、こうしなければならない、こうするのが普通…。自分の考えとその考えに基づいて口にする言葉によって、周りの人とぎくしゃくするだけでなく、自分自身も生きづらくなっていきます。
任せないから
育たない
~上司に必要な任せる力~
「仕事を任せる部下がいない」「部下が育たないから自分の負担が減らない」̶。管理職の方からこのような悩みを聞くたびに、「任せないからいつまでたっても部下が育たないのではないですか?」と聞き返してしまいます。
「何か手伝って」
と言われても…
~曖昧な言葉では伝わらない~
周囲を巻き込む、誰かにサポートを依頼する場合、「これをやってほしい」「このことで助けてほしい」と明確に伝えることが大切です。曖昧な依頼の仕方では、実際に何をすればよいのか、なかなか周囲には伝わりません。
「あの時ああしていれば」と後悔したら
~時計の針は戻らない~
「あの時、あの人と別れていなければ、今より幸せだったのではないか」「あの時、あの会社に入っていれば、ここまで苦労しなかったのではないか」―。そんな風に「あの時ああしていれば」と思うことはありませんか。
効果的な依頼術
~理由・目的を添えて~
誰かに何かを依頼する際、つい「これをやって」「こんな風にやって」と、“What”と“How”だけで伝えてしまいがちです。そのような伝え方では、依頼された側が適当に済ませてしまったり、主体性なく取り組んでしまったりする可能性があります。
今、見えること
本当に真実?
~不満を持つ前にするべきこと~
人は自分の目に映る出来事を「真実」と思いがちです。しかし、それは「あなたがそのようにとらえた」だけであり、真実とは限りません。どうすれば「正しい姿」は見えてくるのでしょうか……。
「いつかやる」は
いつやるの?
~やる気が出るのを待たない~
目の前にある仕事、休日に片付けようと溜めていた雑用、自分がやりたくて始めた趣味。やる気が出ないときに、何かしら理由をつけて、「いつかやるから今日はいいや」と物事を先延ばしにしていませんか。
「オープン質問」
を使ってみよう
~会話が続かない人のための会話術~
人と上手に話せない、全く会話が続かない、どうしても話題が広がらない…。そんな悩みを抱えている人たちには、相手の考えや思いを引き出しやすい「オープン質問」を使って会話することをおすすめします。
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