「糖尿病」とは
体のエネルギー源となる「血糖」が使い切れず、血液中で余っている状態を「高血糖」といい、それが続くようになると「糖尿病」と診断されます。
血糖値は食事により上がり、血糖値を下げる働きをもつ「インスリン」というホルモンの働きで次第に下がります。しかしインスリンの働きが悪くなったり、分泌量が減ったりすると、血糖値が下がりにくくなってしまうのです。また、HbA1cは血糖と結合したヘモグロビンの量を示す検査で、検査値は過去1~2か月の血糖値の量を反映しています。
なぜ高血糖になるの?
活動に必要な量より多く、食事をとっているためです。
特に「糖質」は食後すぐに「血糖」に変換されるので、「高血糖」になりやすい食品です。主に穀類(米飯・めん類・パン・とうもろこしなど)や砂糖、果物、いも類などに多く含まれています。
高血糖の何が問題?
放っておくと血糖が酸化して血管を刺激し、動脈硬化を引き起こします。肥満の人は高血糖になりやすいので特に注意を。どちらもメタボリックシンドロームのリスクです。
放置すると三大合併症(右参照)の危険が高まり、さらに脳卒中や虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞など)を引き起こして生命が危ぶまれる場合も。
はじめに肥満をチェック!
- ■肥満(BMI*25以上)の人は減量を。
- 体重の3%前後の減量で改善の見込みがあります。
*BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m) - ■あなたの体重の3%は?
- 現在の体重kg × 0.03 = あなたの3%kg