監修

せたがや内科・神経内科クリニック 院長 久手堅司くでけん つかさ

2003年東邦大学医学部卒業。2013年より現職。全国でも数少ない気象病外来、
寒暖差疲労外来を開設している。著書に『気象病ハンドブック』(誠文堂新光社)など。

上手に乗り切る 五月病

「変化疲れ」が心身の不調を招く

春は始まりの季節。異動や転職など、何かと環境の変化も多い時期です。4月から新たな気持ちで頑張って、ホッと一息つける5月の連休明けは何かとやる気が出ないもの。この時期の気分の落ち込みや、食欲がないなどの心身の不調は「五月病」と呼ばれています。五月病は正式な病名ではなく、明確な診断基準もありません。しかし、不調が続くと適応障害やうつ病につながることもあり、放っておけない症状です。

五月病を防ぐには、疲れたときに出る心と体のサインの把握が欠かせません。疲れを感じたら、まずは頑張っている自分をいたわって。また、家族や職場の同僚といった身近な人の様子が普段と違うと感じたら、声を掛けることも大切です。

こじらせたくない五月病は、ライフスタイルを見直す機会ともいえます。下記「心と体のサイン」を参考に、心身の変化に早めに対処し、休み明けを乗り切りましょう。

心と体に不調がある人は、まずは下記を参考にストレスをためない生活を始めましょう!症状が長引き生活に支障を来す場合は、医療機関へ相談してもよいかもしれません。

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