世界一の長寿国となった日本ですが、歯の健康についてはまだまだ遅れているようです。国民医療費における歯科医療費は、心臓病や脳卒中などの循環器系の病気やがんに次いで高くなっています。
歯周病やむし歯で歯を失い、食べ物をきちんとかめなくなると、胃腸障害が起こったり、栄養が偏ったりして全身の健康に影響します。歯周病やむし歯は口から始まる生活習慣病という認識をもち、さまざまな場面で生活習慣を改めることが大切です。
歯周病やむし歯になっても、それは口の中だけのことと思っていませんか? 実は、歯と歯ぐきの健康は全身にも大きな影響をおよぼします。
歯は、私たちが健康で快適な毎日を送るために欠かすことのできない、力強いサポーターなのです。
初期症状の少ない歯周病やむし歯は、痛みや出血などの自覚症状が出るころにはかなり悪化していることがあります。たとえ症状が出ていなくても、定期的に歯科医師と歯科衛生士にチェックをしてもらえば早期の段階で治療することができます。家族みんなで、かかりつけ歯科医を決めて通うようにしましょう。
Copyright (C) 社会保険出版社 All Rights Reserved.