

「褒め言葉」と「お世辞」

大人でも子供でも、褒められればうれしいもの。褒め上手の手に掛かれば、感謝や好印象、やる気、自信といった、ポジティブな心の動きが引き出され、褒めた方・褒められた方双方によい結果をもたらします。
ただ、相手や言葉の選び方を間違うと「お世辞」、さらには「こび」「へつらい」などと受け取られ、相手に狡猾な印象を与えることもあり得ます。
相手の心に響く褒め言葉とは? カギは「意外性」

例えば、モデルを相手に「スタイルがいいですね」と、言われ慣れていることを懸命に褒めるのは考えものです。心掛けたいのは、誰もが気付ける箇所ではなく、隠れた長所や意外な一面を褒めること。当人も認識していない可能性や能力、魅力を探し出し、手垢の付いていない褒め言葉を贈りましょう。
具体的に褒めることもポイントです。また、誰かと比較するのではなく、過去の当人と比べて成長や努力を褒めるのもおすすめ。「見てくれていた」「認めてもらえた」という肯定感が、相手にインパクトを与えています。チャンスがあったらすかさず褒める心構えでいたいものです。

気持ちを一緒に伝えよう

「褒めよう」とするあまり、過剰な表現や心にもないことを言うのはおすすめしません。心が込もっていなければ、それは相手に見透かされてしまいます。自分の発言をうっかり忘れては、信用をなくすことも考えられます。
相手への関心や喜ばせたいという純粋な気持ちさえあれば、特別なことは必要ありません。さあ、身近な人から早速褒めてみませんか?
